iBT移行後、日本人にとってハードルが上がったと言われるTOEFL。
要求点を示さない学校も多いものの、100点を明示的に足切りとしている学校がいくつかあり、ビジネススクール受験ではそれが非英語圏の留学生にとっての一応の目安点となっている。もちろん100点に満たずに合格しているケースもあるものの、原則としては、各校そこで始めてゲームへの参加資格が得られると考えるのが安全だろう。更にトップスクールから合格を勝ち取るためには、近年は実質105点が最低ラインとも言われている(なお、HBSは109点を要求)。
100点とかんたんに言うが、日本の英語教育しか受けたことのない人にとっては、この点数を取るのは容易なことではない。リーディングはまだ大学受験で経験があるため、形式に慣れてくれば点数が出るようになるだろうが、リスニング、スピーキング、ライティングの各セクションは、過去の蓄積が少ない分、結果が出るようになるまでにある程度の時間を要する。
ゴールとしては、基本的には各セクション25点で、差し当たっての目標点である100点となる計算。それが難しいと思ったら、セクション間で多少のリバイスをしていくことになる。例えば、次のように設定する。
ベース 補正 補正後
R:25 +3 28
L:25 +2 27
S:25 -5 20
W:25 25
点数が上がっていく過程は、足し算(=1問正答するごとに点が上がる)なので気持ちが乗る。いつからか、それが引き算に変わる瞬間(=この点を取るためには、これだけしか間違えられない)があって、そこからが本当の勝負である。
セクションごとの対策は次回に。
2010-2012年、MIT Sloan MBAプログラムに留学していました。アカデミックな話題から、ボストン生活、趣味まで、日々感じることを書いています。
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